お母さんの青春虫

あの坂をのぼれば、海が見える。
少年は、朝から歩いていた。
草いきれがむっとたちこめる山道である・・・

こんにちは。元文学美少女・鳩子です。
髪型は由緒正しく黒髪お下げ髪、ノン加工のセーラー服に黒縁眼鏡、
普段は何の取り柄もないけれど、作文を書かせたら必ずクラスで選ばれてコンクールに出品される…

我ながら、一部のマニア筋にはたまらないであろう萌え系の中学生でした(マニアックすぎてモテませんでしたけどね)。
そして12歳の頃には自分の才能に見切りをつけ、
「私の才能は趣味レベルだ。趣味にしおくほうが長く楽しめるだろうから、将来の仕事は理系の手堅い職種がいい」
と考えた小賢しい青春少女でした。わー痒い!

このあたりの小市民ぶりが、私の魅力というやつなのかもしれません。
まぁやっぱりマニア系です・・・これ、便利な言葉ですね!


話が少し逸れましたが
冒頭の詩は、中学の頃の教科書、たしか1年生の国語の教科書に載っていたやつだと思います。

先日、ふと私の中の青春虫が騒いだので、長い坂を越えて海を見に行こうと思い立ちました。

これまでの長い(偽装17年の)人生のなかで、
「目の前の長い坂を登っても次の坂が現れるだけで、海なんか見えやしねぇよ」
という現実を嫌というほど味わってきましたけれど
それでも永遠に学習を拒むのが青春という虫の性質の悪いところですよね

中年になれば誰にも、わかってはいても青春虫の暴走に身を任せたくなる瞬間、というものが訪れるのです

ちなみに万年青年のわが夫は、青春虫が暴走しなくても毎週無謀な山越えアタックを欠かしませんが、30半ばのくせに大学生みたいな面(ツラ)した例外生物はこの際除外して考えてよろしいかと思います(でもアレ、中身は立派なオッサンです)。

そういうわけで、先日、ちょいと海を目指して走ってきました。

今回の相棒はシラス(自転車)号。
片道50km程度なので、自転車の腕試しにちょうど良いかと考えたのです。

ちょろちょろっと街走りして、オアシス21(名古屋ど真ん中にあるお洒落なデートスポット)でランチして、

名古屋の海を見て、「青春のバカヤロー!」と叫んで、曲がり道でイケメンとぶつかってフォーリンラブして

通りすがりの雑誌記者に「名古屋の美女ライダー特集のために写真を一枚撮らせてください」と頼まれてクールに断って・・・
完璧な休日プランです。

日々髪を振り乱して掃除洗濯飯当番に明け暮れる男子3児の母には、これくらいお洒落な休日が必要なのです。待ってて私のイケメン。

というわけで、夫を山に送り出したあと息子2人を保育園に放り込み
急いで日常を抜け出して「お母さんの青春休日プラン」にでかけました。

ですが、あんまり急いだのでうっかり地図を忘れてしまい(実は毎回のことですが)
熱田神宮で休憩するはずが名古屋城に到着。

おかしい~
近くまで来ているはずなんだけど、いけどもいけどもお城の堀から抜け出せない~~(今地図を確認したら、ほんの3km手前まで近づいていたようです)

涙目になりながら道路標識を確認したのですが、熱田神宮の文字は発見できず・・・

そのうち汗が目に入ってきて、もう涙なんだか汗なんだかよくわからないけど、とにかく目が痛い!!
暑さで頭はぼーっとするし、足はピクピク痙攣するし、イケメンにはぶつからないし!!

休憩しなくちゃな~・・・と思いつつも、なんとなくだらだら走ってしまい
休めないでいるうちに迷い込んだのが、自転車用スロープのある歩道橋でした。

狭くて細くて急坂な螺旋スロープ
「この坂を登れば、海が見える!いや、神宮が見える!!」
と無駄にムキになり、えいや!とダンシングで登りきると・・・

海は見えませんでしたが、下りのスロープが見えました。


うん。
まぁ、普通そうですよね。

そして、物理の法則によると
動いている物体は、そのまま動き続けようとする性質があるそうです。

鳩子、フォーリンラブ坂。

うわぁぁぁぁ(涙)

ブレーキブレーキ!!
と心の中で大声をあげましたが、疲れているときって、頭で思うようには体が動いてくれないのですね

わー!わー!!・・・と騒ぎながらそのまま隔壁に正面衝突
自転車はものすごい音をたててウィリー&転倒し
私は放り出されて壁に激突。
さらに地面にたたきつけられてウグゲガゴと乙女らしからぬ絶叫。



今回、私が学んだこと。
それは、「自転車でこけてもバイクでこけても、一番最初に思うことは一緒である。”私のバイクが壊れるーーー!!(魂の慟哭)”」

己の体とかどうでもいい。
ガッツリ凹みます。


うぅ・・・

痛みにあえぎながら車体を確認すると、
ホイールや車体には大きな傷はありませんが、ペダルを回すとカラカラ音がして調子が悪い。
おぅおぅおぅ、シフトに影響が出てたらひどい出費だよぅ~~・・・
と泣き言をいいながらペダルをしつこく回すと、チェーンの噛み合いが少し悪かっただけのようで、じきに音は収まりました。
よかった・・・

そこから海まで、あと20km。


さようなら、お洒落なランチ・・・・

鳩は、森へ帰ろう。。


というわけで、己のドンくさささに思いっきり落ち込んだので、その日は海を見ずに帰路についたのでした。

全行程50km。

目標の半分しか走れないばかりか、自転車まで傷物にした悲しいツーリングでした。

ちなみに、ライダーは軽い打ち身と擦り傷だけで無事でした。
やっぱヘルメットは大事ですね。
今回、おもいっきり脳天を打ち付けましたが、目から星がでただけで済みました。
体より心がズタボロですけどまぁそれは自業自得というやつで。

そんな悲しいツーリングでしたが、私の中の青春虫が性懲りもなく「I'll be back!」と親指を突き立てていますので
いずれまたリベンジツーリングに出かけたいと思います。

今度こそ、地図を持っていくぞ!
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